特集

日常を非日常に変えてくれる
男も楽しむステキな着物生活

軽やかな大人の着こなし

着物歴は浅いけれど、
着物でお出かけ回数なら負けない!
そんな行動的な方々なら、
着付けもどんどん速く、うまくなって気軽に出かけられるようになったら
次々と、新しいチャレンジをしてみたくなります。

女性着物:結城紬無地 機織り娘
帯:全通袋帯「更紗 暹羅(しゃむ)」佐志め織物

男性着物:「更紗暹羅(しゃむ)」 羽織:五百機小紋「通し」
帯:「獅噛(しかみ)文」角帯 すべて佐志め織物

かなり上級編のおそろいにお気づきになりましたか?このお二人、男性の着物と、女性の帯の紋様が同じなのです。
着物という和のテイストの中に、異国情緒を感じさせてくれるオリエンタルな暹羅しゃむ紋様がとてもロマンチックです。見えないところにこだわるのが着物通の粋なおしゃれといわれますが、ほとんど気づかれない、言われなければ分からないところがおそろいというのも、なかなかの通好みといえそうです。

女性着物:京友禅訪問着「薫風」光永正美 作
帯:近賢織物「東雲」

男性着物:無地譽田屋源兵衛
羽織:うすきぬ 佐志め織物 帯:博多織角帯 西村織物

家族での外出ももちろんとても楽しいけれど、子どもたちを預けて久しぶりに二人きりで過ごす時間は格別なひとときです。
観劇や美術鑑賞、夜のバーなど日常の慌ただしさから少し距離を置いて、ゆっくりと過ごせばなによりのストレス解消にもなりそうです。
また、男性だけの集まりのときにも、誰か一人が思い切って着物を着始めると、着物熱が広まっていくかもしれません。

ワンポイントアドバイス

YouTubeなどで着付けを覚える世代には、とにかく回数を重ねることが、きれいに、自然に着物を着て歩けるようになれるポイントです。着ているうちに自分の体形や体感に合った着物や工夫が自然に分かってきます。また着物ルールやコーディネートも着れば着るほど理解が深まるはずです。臆せず怖がらず、とにかく着て出かけるところから始めてみませんか。